はじめに:シャッターを切るたび、パパの心が育つ
「子どもが生まれてから、スマホの写真フォルダが子どもだらけになった」
これは僕の話でもあり、多くの新米パパの話でもあります。
子どもの写真を撮る。それはただの記録ではありません。
それは “愛情の表現” であり、
未来の自分や家族への “最高のプレゼント” になるのです。
第1章:写真は「今この瞬間」の奇跡をとどめてくれる
赤ちゃんの成長は本当に早いです。
昨日できなかったことが今日できていたり、
少し前に着せていた服がもう入らなかったり。
この“かけがえのない一瞬”を、
目に焼きつけようと思っても、時間が経てば忘れてしまいます。
でも、写真に残しておけば——
たった1枚の写真が、その時の気持ちや匂いまで思い出させてくれる。
写真とは、**「記憶を育てる装置」**なんです。
第2章:カメラを持つと、見えてくる「育児の楽しさ」
「子育てって大変だよね」
これは本当。でも、カメラを持つようになると気づくんです。
—子どもが笑った
—初めて寝返りした
—お風呂でバシャバシャはしゃいだ
カメラを構えることで、日常の“楽しい瞬間”に自然とアンテナが立つようになります。
つまり、写真を撮ること自体が「育児の前向きなモチベーション」になるんです。
育児に自信がなかった僕も、
「今日はどんな瞬間が撮れるかな」と思うようになって、
少しずつ心に余裕ができました。
第3章:ママのためにも、未来の子どものためにも
写真はパパだけのためじゃありません。
■ママにとっての写真の価値
出産や育児に奮闘するママ。
自分の姿を客観的に見る機会って、意外と少ないんです。
そんな時、パパが撮った家族写真は、
「自分も愛されてる」っていう 心の支えになります。
■未来の子どもにとっての写真の価値
「パパ、こんな風に撮ってくれてたんだ」
「私のこと、ずっと見ててくれたんだね」
大きくなった子どもが写真を見ることで、
パパとの絆を再確認するきっかけにもなります。
写真は **“未来に届くラブレター”**なんです。
第4章:高いカメラは不要。スマホとちょっとの工夫でOK
「カメラなんて持ってないし…」
そんな人でも大丈夫。今はスマホでも十分高画質。
特に最近のスマホは、夜間モードやポートレートモードも充実しています。
おすすめは、スマホ用のジンバル(例:DJI Osmo Mobileシリーズ)などの簡単な補助ツール。
ブレを防ぎつつ、より滑らかな動画や写真が撮れるので、“パパのVLOG育児”も夢じゃありません。
第5章:写真がくれた、もう一つの「家族時間」
写真を撮って、見返して、笑い合う。
そこには「もう一度その時間を味わう」幸せがあります。
何気ない会話の中で
「これ、去年の誕生日のときの写真だよね」
「この服、小さくなったよね」
そんな風に、写真をきっかけにした家族の会話が生まれます。
おわりに:シャッターの先にある、もう一つの“父親のかたち”
育児に正解はないけれど、
「写真を撮る」という行動は、たしかに父親としての形をつくってくれました。
上手に撮れなくても、加工しなくてもいいんです。
“愛があるか”だけが、写真を素晴らしくしてくれる。
どうか、あなたのカメラロールにも、たくさんの「今」が残りますように。
画像:O-DAN